「送付」とは、ビジネスにおいてはデータをメールに添付して送るときにも使いますが、本来「送付」は品物や書類などを送り届ける、送りわたす、または一方的に送り届けるという意味で用いられています。
礼儀長
メールでは「添付にて」や「郵送で」など具体的に書くことで、注意が行き届いたメールになります。
同じ「送り届ける」という意味でも方法によって呼び方は異なりますので注意しましょう。「郵送」は郵便で送る場合に、「配送」は他の宅配業者などによって送る場合に呼びます。
それではまず送付をお知らせするメールフレーズをご紹介します。
送付をお知らせするメールフレーズ4選
①お送りいたします
社外の人や目上の人に対しては「お送りします」ではなく、「お送りいたします」と丁寧な表現を用います。
- 次回会議の資料を添付にてお送りいたします。
- 明日郵送にて作業服をお送りいたします。
- ご依頼いただきましたカタログをお送り申し上げます。
礼儀長
さらに敬意を示したいときは「お送り申し上げます」とします。
②送らせていただきます
こちらの都合で送る場合などで使います。
- 出展会場が決定いたしましたので、会場マップを添付にて送らせていただきます。
礼儀長
「させていただく」は「させてもらう」の謙譲語ですので、謙虚な印象を与えることができますが、あくまでこちらの都合で送りますので、何度も使うのは控えましょう。
③発送いたします
「発送」は「送り出すこと」を指します。社外の人や目上の人に対しては「発送します」ではなく、「発送いたします」と丁寧な表現を用います。
- ご購入いただいた商品を本日、発送いたします。
- 稟議書の控えは先ほど、社内便にて発送いたしました。
礼儀長
発送手段(宅配便・郵送など)を明記すると親切です。また発送後にメールする際は「発送いたしました」と過去形にします。
④送付いたします
社外の人や目上の人に対しては「送付します」ではなく、「送付いたします」と丁寧な表現を用います。
- 本日発表した会議資料を添付にて送付いたします。
- 産休などでお休みの方へは、ご自宅に郵送で送付します。
礼儀長
さらに敬意を示したいときは「ご送付します」とすると感じよい印象を与えることができます。
次に、受け取りをお願いしたいときのメールフレーズをご紹介します。
受け取りをお願いしたいときのメールフレーズ2選
①ご査収ください/ご査収願います/ご査収いただきたく存じます
「査収」とは書類、物品、金額などをよく確認して(調べて)受け取ることです。相手に対して使う言葉ですので、自分に対して使うのは間違いです。
「ご査収いただきたく存じます」とすることで、へりくだった丁寧なフレーズになります。敬意を示すときに使います。
- 見積書を修正いたしました。再度ご査収のほどお願い申し上げます。
- 昨日の会議議事録を添付いたします。ご査収ください。
- 先月のご請求分の振込をいたしましので、ご査収いただきたく存じます。
礼儀長
「ご査収ください」は「よく確認して受け取ってください」という意味の敬語表現になりますので、目上の人や社外の人に使います。
受け取った側は「確かに受領いたしました」「受け取りました」「確認いたしました」を使い、返事をします。
②ご検収ください。
「検収」は注文された品が納品された際、注文内容と合っているか、送られてきた物の品質、数などを確認して受け取ることです。
- 昨日ご注文の品を発送いたしました。ご検収いただければ幸いです。
礼儀長
最後までブログ見て頂きありがとうございます。「人は変えられません。でも自分は変われます。」 礼儀であなたの品格を磨きましょう!