取引先との商談や社内での打ち合わせや面談など、初対面の二人の間に立って紹介するときがあると思いますが、どちらを先に紹介したらよいか迷ったことはありませんか?
とげこ
紹介がなく、相手が誰なのかわからない状態では名前も呼べないので、お互い不安で、話しづらそうやな。
二人の間に立って紹介するときには、紹介した二人のコミュニケーションがスムーズに展開するように心配りをし、和やかな雰囲気づくりに努めるのが紹介者の役目です。
紹介の順番にはルールがありますので、覚えましょう。
社内の人と社外の人を紹介する場合
①社内の人を先に社外の人へ紹介します。
礼儀長
○○様、ご紹介いたします。当社のしろくま礼儀長でございます。
②続いて、社内の人へ紹介します。
社外の人を、社内の人に紹介する場合には、「○○様でいらっしゃいます」と、尊敬語の「いらつしゃる」を使います‘。「ございます」は丁寧語ですから、聞き手への敬意を表します。
社内の人に対して話すときに、社外の人を「〇○様でございます」と紹介すると、社内の人に敬意を払っているような印象を与えてしまいますので注意しましょう。「ございます。」は使いません。
また取引先の人を、自分の上司に紹介するときは「こちらが、いつもお世話になっている社長です」「こちらが、社長の○○様です」と紹介します。「社長」「部長」「支店長」などの役職名は、それだけで相手を立てている敬称なので、その下に「様」や「さん」をつけるのは間違いです。「〇○社長」や「社長の〇○様」などと紹介するようにしましょう。
目上の人と目下の人の間に立って紹介する場合
目下の人を先に、目上の人に紹介します。
他人と身内の間に立って紹介する場合
身内を先に、他人へ紹介します。
要するに、自分に近い関係性の者(自分側の人間)を、関係性の遠い人へ先に紹介します。
社外の人に上司を紹介する場合
前述の「社内の人と社外の人を紹介する場合」まず社外の人に、社内の人を紹介するのがルールであると述べました。
では、社内の複数の人を紹介する場合はどうしたらよいでしょうか?それは社内の役職が高い人から順に紹介するのがルールです。
「当社の部長の△△、課長の○○でございます。」
社内の役職が高い人から紹介するのがルールです。課長を先に紹介して次に部長を紹介してはいけません。また取引先の人に紹介する場合は、役職には敬称の意味がふくまれているので、社外の人に「○○課長です」と紹介するのは不適切です。「課長の○○です」と役職を先に述べてから、名前を呼び捨てにしましょう。
礼儀長
上司に気を使うあまり、社外の人に対して上司を立てるような「失礼な言動」をしてしまわないように、気をつけましょう。
「弊社の○○でございます。」
「弊社の○○と申します。」
礼儀長
最後までブログ見て頂きありがとうございます。「人は変えられません。でも自分は変われます。」 礼儀であなたの品格を磨きましょう!