社長秘書室課長
礼儀長(れいぎちょう)
礼儀長:愛知県出身、名古屋市在住。 「年上や目上の人に対し、敬意をもって接する事を信念に、礼儀を重んじて、敬語を追求してます。」
シーン別敬語

「さようでございますか」目上の人へのあいづち、受け答え時、とっさのひとこと敬語13選

あなたの話を聞いていますという姿勢を伝える相づちを打つ事があると思います。あなたは気づかない内に、目上の人に対して上から目線であいづちをしていませんか?

自分から話をする場合は、正しい敬語を使おうと意識が働き、言葉を選びますが、相手の話に対する反応においては、あいづちの仕方ひとつをとっても気を配る必要があります。

「なるほど」「すばらしい」「さすがですね」などは一見、相手を持ち上げ、どんな状況においても使える万能なほめ言葉としても使われがちですが、立場によっては目上の人に対しては敬意不足となる状況があります。

聞き上手は、話し手に安心感を与えるとともに、あなたに対する信頼感も高まり、気持ちよく話してくれるはずです。

上司などの目上の人の話に対してリアクションするときは、好感の良いリアクションフレーズを使うことで、あなたの評価を高めることができます。

あいづちや受け答え時に発するフレーズこそ、あなたの教養、真価が試されます。

ささいな一言で、相手を持ち上げましょう。

会話に合わせて臨機応変に相づちを返せるとあなたの品格は上がるでしょう。

①さようですか

「さようですか」はクレーム対応などで、相手の話をしっかりと聞いているという姿勢を示す上でも効果的なフレーズです。

礼儀長
礼儀長
「なるほど」は、目上の人が目下の人に感心したときの相づちです。目下の人が目上の人に対して使うと、相手を評価するようなニュアンスに受け取られてしまいます。

 

②さようでございますか

最大限の敬意を払いたい人との会話では、「そのようだ」「その通りだ」などと肯定する意味合いで相づちを打ちましょう。

③承知しました

指示を受け、理解した事を伝えるときのひとことです。

上司から指示を受けたときや、顧客から要望を出されたときに理解したことを伝えるため「了解です」と答えてませんか?

礼儀長
礼儀長
「了解です」は同等の相手に使う言葉なので、これは間違っています。

初対面の顧客などにはこのひと言を言うだけで「きちんとした人」「品のいい人」という印象を与えることができるはずです。

④かしこまりました

「かしこまりました」は「承知しました」と同様に、目上の立場の相手が言ったことを承諾するときに使うフレーズです。

⑤さすがでいらっしゃいますね

感心するとき「本当ですか!」と相づちを打っていませんか?

「本当ですか!」という相づちは、相手の発言を疑っているような印象を与えかねません。

礼儀長
礼儀長
ましてや「マジですか!」なんて言っていては社会人失格ですね。

驚きや感心するときなど、思ったことがそのまま言葉として発しがちですが、だからこそ品のある言葉で伝えられるとよいですね。

⑥やはり、そうでしたか/おっしゃるとおりでございます

同意を示すときのひとことフレーズです。

 

⑦よろしければ、お手伝いいたしましょうか/何かお手伝いできることはありませんか

目上の人へ手を貸すときのひとことです。

上司や先輩など、目上の人の作業を応援するときなど「やりましょうか?」と言ってしまってませんか?

礼儀長
礼儀長
「やりましょうか?」では、丁寧さがなく、ぞんざいな印象を与えかねません。自分からすすんで協力を申し出る心がけが大切です。

⑧喜んでお供します

上司や先輩から、食事や飲み会に誘われたときや仕事で出かけるときは、「喜んでお供します」「お供させていただきます」と答えると好感度が上がり、相手も気持ちよくなるでしょう。

礼儀長
礼儀長
社長など高い地位の人に付き従って行くときは「随行します」というフレーズも使えます。

⑨ありがとうございます。目処がつきましたので、どうかお気づかいなく

協力・応援の申し出を断るときのひとことです。

協力の申し出を断るとき「けっこうです」や「大丈夫です」と言ってしまってませんか?

礼儀長
礼儀長
「けっこうです」だけの返答は、肯定の意味とも、否定の意味ともとれるので使うときは相手に誤解されがちなのでこの場合、適切な表現とは言えません。

また「大丈夫です」には、「助けを借りずとも、自分だけの力で済ませます」というニュアンスがあり、相手の好意に対して誠実な返答とは言えません。

⑩行き届きませんで

「行き届きませんで」という返答には、「一所懸命やりましたが、力不足かもしれませんが、ご満足いただけましたでしょうか?」という謙遜の気持ちを伝えることができます。

仕事を任せられた上司に「ありがとう」と言われたとき「どういたしまして」と言ってしまってませんか?

礼儀長
礼儀長
目上の人に対して「どういたしまして」と述べるのは、思い上がった態度であるととらわれる可能性があります。しっかりと謙って、敬意を示した返答をしましょう。

⑪いいえ、けっこうです

何かをすすめられて断るときのひとことです。何かをすすめられて断るとき「いいです」と言ってしまってませんか?

これでは大人な返答とは言えません。相手に何かをすすめられたら、「はい」または「いいえ」という言葉を使って、自分の意思をはっきりと伝えます。「ありがとうございます」という言葉をそえ、感謝の気持ちを伝えましょう。

礼儀長
礼儀長
「結構」という言葉はその状態で十分であることをあらわします。「結構なお点前」というようにとてもすばらしいことを意味するときにも使われます。

⑫おかげさまで、少しずつ仕事に慣れてまいりました/いつも気にかけてくださり、ありがとうございます

上司に調子をたずねられたときの受け答えフレーズです。上司に調子をたずねられたとき「なんとかやっております」なんて言ってしまってませんか?

礼儀長
礼儀長
上司が声をかけてくれたときは、まず何より感謝の言葉を述べるのが先です。

⑬お心配りありがとうございます。ご期待にそえるように、がんばります。

励まされたときの受け答えフレーズです。上司や先輩から励まされたとき「もう少し、がんばってみます」など消極的な返答をしていませんか?

感謝の言葉をそえるとともに、明るく前向きな姿勢で返答しましょう。

礼儀長
礼儀長
最後までブログ見て頂きありがとうございます。「人は変えられません。でも自分は変われます。」 礼儀であなたの品格を磨きましょう!