無理にお酒を飲ませる、強要する行為をアルコール・ハラスメント「アルハラ」と言います。
お酒を摂取すると、お酒に含まれるエタノールによって、脳が麻痺し抑止力が低下し、自制心が欠如する事で、本音で話ができるなどコミュニケーションの促進につながることから、日本では「飲みニケーション」といって、古くからお酒を用いてリラックスした状態で、コミュニケーションを図ることがあります。しかし、度を超した飲酒の強要はハラスメントに他ありません。特に上司や目上の立場からのアルハラは、パワハラそのものです。
お酒の席でのハラスメント!!
被害に遭われたことがある方も多いのではないでしょうか?
アルハラワード
こんな発言があったら危険!行為者は発言に注意し、被害者はハラスメント対策をしましょう。
「イッキ、イッキ」と煽られることで、急性アルコール中毒で救急搬送され、最悪死に至るといった事件が相次いで発生しました。
上司や目上の立場の人から、このように言われたら飲まざるを得ませんよね。
場の空気を壊さないよう、無理して飲み干しただけで、このように「褒めつつの強要」は卑劣極まりないです。
こんな事言われたら、今後上司のお誘いは断れませんよね。
「えっ!?まだ飲むんですか?」「いや、いや、帰りましょうよ」と内心言いたいところですが、断りづらい関係での行為発言がハラスメントです。
礼儀長「アルハラ」8つの実体験
実体験①
「勉強会」と称され、週1回の定例飲み会の参加と幹事を強いられる。
実体験②
「勉強会」では出世を匂わされた。
実体験③
定例の飲み会とは別に、週2回以上飲みに連れて行かれる。
実体験④
終電間近でも帰らせてもらえない。上司が帰るときまで待てばタクシーチケットが渡される。
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実体験⑤
誘われた飲み会には絶対に、何があっても参加する事が上司のモットーです。
実体験⑥
毎日飲んでいても健康であることを自慢し、連日の「飲み」を正当化する。
実体験⑦
飲み付き合いが何より大切。
実体験⑧
風邪気味の理由ではお酒の誘いは断れません。
アルハラ対策〜上司編
お酒の席とはいえ、ソフトドリンクを頼まれる方もいるでしょう。また全員がお酒に強いわけではありませんし、料理もお酒もひとりひとりの個人のペースで召し上がるのが無難です。
気を使ってお酌をすることが、かえってアルハラとなる事だってありますので「お注ぎしてもよろしいですか?」相手の意思の確認を取ると良いでしょう。
アルハラ対策〜部下編
はじめが肝心です。誘われる前から、正当に断れる回答を用意しておきましょう。
車通勤としている事が一番絶大ではないでしょうか?これで、突然の上司からの誘いには効力を発揮することでしょう。何しろ、立証の難しいハラスメント以前に完全な犯罪です。自転車による罰則も強化されてきております。
お酒の誘いの断り方
お酒の誘いの断り方については会社の飲み会、上司や先輩からのお誘い断りフレーズで詳しく解説しておりますので、是非こちらも確認してみてください。