役職者は偉いのか?
役職・肩書がついた途端に、もしくは次第に、上から目線での発言を発したり、偉そうな態度を取る人!
あなたの職場にはいませんか?
こんな人が上司であったり、周囲にいると精神的にもつらいですよね。
偉そうな上司。「偉い人」とは?まずは言葉の意味からおさえておきましょう。
「偉い人」とは
「偉い」には主に2つの意味があります。では、どんな人が一般的に「偉い人」にあたるのでしょうか?
ひとつは「人間として立派で優れている人」です。そして2つ目は「身分が高い人、社会的に地位が高い人」が偉い人にあたるでしょう。
①人間として立派で優れている人
「人間として立派で優れている人」これは言葉で定義するのが難しい存在ではありますが、このような人は皆さんや周囲の人を困らせることなど一切なく、無条件で皆さんが純粋に尊敬する人が該当するのではないでしょうか。
②身分・社会的地位が高い人
次に「身分・社会的地位が高い人」ですが「身分」と聞くと、まず義務教育でも習った、生まれつき職分や階級によって振り分けられている社会的制度である「身分制度」を思い浮かべる方も多いと思いますが、現代には「身分制度」はありません。
「身分とは」要するに、ある集団・組織における、その人の地位や資格がそれに該当します。会社で言えば「役職」ですね。
役職者は偉いのか?
会社では上司と部下というように「上」と「下」という関係があります。しかしこれは単なる仕事上の指示系統であり、単に「上司」と「部下」という役割でしかありません。
会社で決めた役割なので、プライベートなどの業務以外の場面で、「上司面」をしたり、なんでもかんでも上司の方が優れているのだから、「尊敬しなさい」などというように、横柄な態度で、勘違いしてもらっては困りますよね。
決して「上司」であっても、「先輩」であっても、「年上」であっても偉くはありません。当然のことですが、日本国民は皆、平等です。
にも関わらず、役職者になった瞬間に、偉くなったと勘違いする無礼者はイタイです。
勘違い役職者で一番困るのは、横柄な態度をとって、部下や弱い立場の人をぞんざいに扱うことです。それでは勘違い役職者のイタイ事例をみていきましょう。
①イタイ事例 年上を叱責する
年上はもちろん、ベテラン社員、自分の元上司に対しても高圧的な態度を取り、公衆の面前で叱責してしまう。
②イタイ事例 仲良しこよし
会話はタメ口になり「やっといてー」や「いいよー」などフランクなメールを送ってしまう。
本来ビジネスメールであれば、例え役職上の立場が上であっても「よろしくお願いします」や「了解しました」などのビジネスワードを使うべきです。
しかもこのようなチャット感覚なメッセージを、当事者以外にもCCをつけてやり取りされることがあります。メールを受信した人は、戸惑ってしまいます。
③イタイ事例 センスのない高級車を買う
気持ちはわかります。出世していい車を乗り回したい!部下の憧れにもなるかもしれません。ただし、センスを疑うような車で通勤車として、社員にひけらかすのはどうかと思います。
もちろん周囲にひけらかしているわけではないはずですが、そのように思われては上位役職者としては、もったいないですよね。堅い業種であれば尚更です。
最後に
私が体験した限りのイタイ役職者をご紹介しましたが、まだまだイタイ役職者はいると思います。役職者は尊敬できる人であって欲しいと願うばかりですが
人は変えられません。でも自分は変われます。
自分でできることを考えて日々成長していきたいですね。