社長秘書室課長
礼儀長(れいぎちょう)
礼儀長:愛知県出身、名古屋市在住。 「年上や目上の人に対し、敬意をもって接する事を信念に、礼儀を重んじて、敬語を追求してます。」
シーン別敬語

「深くお詫び申し上げます」お詫び・謝罪の敬語フレーズ20選

ミスをしたとき、大切なのは迷惑をかけた相手への謝罪です。

礼儀長
礼儀長
心からの謝罪を伝え、正直な態度で、熱心に相手へ接する「誠意」を示すのが何より大切です。 

ここではお詫び・謝罪のフレーズをご紹介します。

謝罪には迅速で誠実な対応が求められますので、状況に応じて「訪問」「手紙」「メール」「電話」と手段を選び、謝罪します。

ここでは、お詫び・謝罪の敬語フレーズ20選をご紹介します。

礼儀長
礼儀長
日本人の国民性でしょうか?謝罪への言い回しはとても沢山あります。状況に応じた誠実な対応と言葉をもって謝罪できると良いですね。

①申し訳ございません

言い訳のしようもない、自分側の非を詫びるときに使うフレーズです。申し訳ない気持ちがはなはだしいことを表現するときときは「大変」を、気持ちに嘘がないことを表現するには「まことに」を付けると、より一層誠意の込もった丁寧な表現になります。

  • 私の不手際でご迷惑をおかけして、申し訳ございません。
  • このたびは無理を申しまして申し訳ございませんでした。
  • 私の説明が足りず、まことに申し訳ございませんでした。
  • 言葉足らずでお手間を取らせてしまい申し訳ございませんでした。
礼儀長
礼儀長
「もうしわけありません」が口癖の人は、誠意が感じられなくなりますよね。状況に応じた謝罪の言葉を選べるとより誠意が伝わります。

②まことに、相すみません

「すみません」は「申し訳ございません」よりカジュアルなフレーズです。正式な謝罪には向いてませんので、目上の人や社外に対しては使えません。「相すみません」といったほうが、丁寧です。

  • お待たせしてすみません。
  • 会議が長引き、遅れてしまいすみません。
  • すみませんが、資料を再送頂けますか。
礼儀長
礼儀長
人を少し待たせたときなど、軽い詫び程度で使うセリフです。 

③心よりお詫び申しあげます

丁寧な謝罪の表現のひとつです。「心より」は「深く」に置き換えることができます。

  • 弊社製品の不具合により、御社には多大なるご迷惑をおかけしました。心よりお詫び申し上げます。

 

④申し訳なさでいっぱいです

「申し訳ない気持ちで、心の中がいっぱいです」という意味で、重く受け止めているということを伝えたいときなどに使います。

  • ご期待に沿えず、申し訳なさでいっぱいです。
  • ご指定の期日までにお送りできず、申し訳なさでいっぱいです。

 

⑤失礼いたしました

うっかり失念したり、ケアレスミスをしたときなどのちょっとしたミスを詫びたいときに使います。「失礼いたしました」は「礼儀を欠いていました」という意味があります。

  • 先ほどお送り致しましたメールの添付を失念しており、失礼いたしました。
  • 議事録の日付が間違っており、失礼いたしました。
  • そのようなご関係があったとは(そうとは)存じあげず、失礼しました。
礼儀長
礼儀長
軽く受け止められてしまう場合は「大変」を付けます。

 

⑥お詫びいたします

自分に非があり、相手に迷惑をかけてしまったときに使うフレーズです。より丁寧に伝えたいときは「心より」を付けましょう。

  • 記載事項の誤りにつきまして、お詫びいたします。
  • ご到着が遅くなりましたことをお詫びいたします。
  • ○○様の役職名を誤って記載しておりました。心よりお詫び申し上げます。
  • 重ねてお詫び申し上げます。
礼儀長
礼儀長
「申し上げます」とすると重みある謝罪となります。

「お詫びしたいと思います」のように、謝るときに「思います」という締め方は禁物です。謝罪の言葉では「思う」は避けましょう。「思うだけかよ」と、かえって相手の怒りに火をつけかねません。

⑦深くお詫び申し上げます

目上の人や社外の人に礼を尽くして丁寧に謝罪したいときに使うフレーズです。

  • 先月発刊した月刊誌に一部誤った記載がございましたことを深くお詫び申し上げます。
  • この度の発注ミスにつきまして、深くお詫び申し上げます。
礼儀長
礼儀長
「心よりお詫び申し上げます」と同程度に重みある謝罪のフレーズです。

⑧深謝いたします

「心よりお詫びします」の意味ですが、「深謝」には「感謝」の意味も含んでおり「深く感謝」するときにも使います。

  • このたびは弊社のミスによりご迷惑をおかけし、深謝いたします。
  • お気遣いしていただき、深謝いたします。

 

⑨謹んでお詫び申し上げます

細心の注意を払って謝罪しなければならない相手または状況に対して使うのに適したフレーズです。

  • 納品いたしました製品に欠陥部品が混入しておりました。謹んでお詫び申し上げます。
  • このたびは御社の許可なく掲載してしまいましたことを謹んでお詫び申し上げます。
礼儀長
礼儀長
「謹んで」には敬意を表わして「うやうやしくかしこまるさま」という意味があります。

⑩陳謝いたします

「陳謝」とは「理由を述べて謝る」「訳を述べて謝る」という意味です。

  • このたびの件は弊社営業担当の説明が足りず、混乱を招きましたことを陳謝いたします。
  • 私どもの品質管理に問題があったため貴社に多大なるご迷惑をおかけし、心より陳謝いたします。
礼儀長
礼儀長
謝罪に発展した原因を説明した上で「陳謝いたします」につなげて使います。 ​

⑪ご迷惑をお掛けして申し訳ございません

相手に対して迷惑や不便を強いたりしたことを陳謝するときに使うフレーズです。

  • システム障害により、ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
  • 整備不良につきまして、ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。
礼儀長
礼儀長
迷惑をかかけた原因を明確に述べたうえで謝罪します。

⑫ご不快の念をおかけして申し訳ございません

「迷惑をかけてすみません」を丁寧に伝えたいときに使えるフレーズです。

  • 私の不手際でご不快の念をおかけして申し訳ございません。

 

⑬ご心配をおかけして申し訳ございません

相手に心配をかけてしまったときにお礼の意味合いを込めて謝罪するときに使うフレーズです。

  • 昨日は、娘の急な体調不良でお休みを頂き、ご心配をおかけして申し訳ございませんでした。
礼儀長
礼儀長
相手に対して手間や不利益などの問題になるほどの実害がない場合に使います。

⑭反省しております

大げさな謝罪はかえって不信感を抱かせてしまうので、大事にならなかった場合は「反省しております」とし、会社に損害を与えるような間題が生じたときは「猛省しております」「責任を痛感しております」などのフレーズを用いて反省を伝えましょう。

また反省するだけに留まらず、今後の決意を書くことで意欲を伝えることができます。

目上の入や社外の人に対しては、「反省しています」ではなく、敬語表現である「反省しております」を使います。

同僚や親しい間柄の先輩などであれば「反省しています」で構いません。

  • このような失態をしてしまい、深く反省しております。
  • 度重なる監督不行き届きを大変反省しております。
礼儀長
礼儀長
「申し訳ございません」という謝罪の言葉の後、改めて自責の念を表現する際に「反省しています」を使うケースが多いです。

⑮お恥ずかしい限りです

「赤面する恥ずかしい失敗をしてしまい、反省しています」という気持ちを表した表現です。
  • このような初歩的なミスに気付けず、お恥ずかしい限りです。
  • ご指摘があるまで誤字脱字に気づかず、まことにお恥ずかしい限りです。
礼儀長
礼儀長
初歩的なうっかりミスや、指摘されて気づいたミスで使うのに適しています。

⑯恥じ入っております

「恥じ入る」とは深く恥じることをいいます。「とても恥ずかしい失敗をしてしまい、反省しています」という気持ちを表したいときに適しています。
  • 再度同じミスをしてしまい、恥じ入っております。
  • このような事態を招き、深く恥じ入っております。

 

⑰肝に路じます

「肝に銘じる」とは、「心に深く刻んで忘れない」という意味で「事態を重く受け止め、心に深く刻み、絶対に忘れません。反省しています」という気持ちを表すときに使うフレーズです。

  • ご指摘を肝に銘じます。
  • 二度とこのようなミスをしないよう、肝に銘じます。
礼儀長
礼儀長
他にも「ご指摘を心に刻みます」「胸に刻みます」も同様の意味で使うことができます。

⑱猛省しております

自分の力不足やミスから会社へ損害を出したり、迷惑をかけたときに使うフレーズです。

  • 私の不手際から皆様には多大なご迷惑をおかけし、猛省しております。
  • 度重なる不行き届きを猛省しております。
礼儀長
礼儀長
「厳しく反省しています」という意味です。

⑲責任を痛感しております

自分の責務を果たせなかったことを悔いているときに使うフレーズで「責任を強く感じています」という気持ちを伝えるときに適しています。

  • 大変な失態を演じてしまったこと、責任を痛感しております。

 

⑳迂闊でした

うっかりミスを謝るときのフレーズで、「うっかりしていました」というより大人っぽさがあります。

  • 迂闊でした。申し訳ございません。

小さなミス専用ですのですので、大きな失敗をしたときに使うと、かえって相手を怒らせることになるので注意しましょう。

礼儀長
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最後までブログ見て頂きありがとうございます。「人は変えられません。でも自分は変われます。」 礼儀であなたの品格を磨きましょう!