取引先と挨拶や商談をするとき、自分の上司を呼び捨てることがあります。
目上の立場にある上司をなぜ呼び捨てるのでしょうか?
ここでは上司を呼び捨てしなければならない状況をご紹介します。
新人営業マンのエピソードを例に解説します。
社外の人に対しては謙譲語が鉄則
新人営業
先日はじめてお客様を訪問したのですが、先方の担当者が自社の社長を呼び捨てていました。社長なので一番会社の中で偉い人だと思うのですが、呼び捨てして大丈夫なのでしょうか?
礼儀長
社外の人に対して、先輩や上司について触れる際に、「弊社の○○が〜」というように名前を呼び捨てにします。ビジネスでは社内の人間は身内にあたりますので、社外の人に対しては謙譲語を用いた、へりくだった表現で接するのがビジネスでは礼儀です。
礼儀長
一見「社長」に対して、呼び捨てするのは敬語を使ってないと思われるかもしれませんが、先方の担当者は会社という単位であなたに接しているため、あなたに対して適切な敬語を使って接していると言えます。
礼儀長
呼び捨てるのに抵抗があるうちは、はじめは「部長の○○が」や「社長の○○」と名前の前に役職を添えると、初めて接する相手に対しては自分の「上司の肩書」を伝えられるため親切な表現になります。
新人営業
ありがとうございます。勉強不足でした。役職をつけて呼ぶことから挑戦してみます。
まとめ
- 社内の人間は身内と考える
- 社外の人に対しては謙譲語を使う
- 上司は身内、自分側の動作をへりくだり、相手を高める
はじめのうちは違和感や抵抗感など不安があるかもしれませんが、すぐに慣れます。あなたも社外の人に対して、謙譲語を使って上司を呼び捨ててみましょう。呼び捨てされて嫌な顔をする上司はいないはずです。