結婚披露宴の司会を頼まれたとき、または司会・進行に経験のない方。「絶対に失敗はできない」と不安な気持ちでいっぱいになりますよね。
でも大丈夫です。
司会を頼まれるということは、主催者からあなたは信頼されているということです。
司会者は場に合わせた適切な言葉が求められます。すなわちあなたの敬語力が試されるわけです。
礼儀長
普段の敬語力を披露する場と思って、前向きに取り組めば良い結果につながるはずです。
ここでは新郎新婦入場時のアナウンスをご紹介します。
新郎新婦入場アナウンス
結婚披露宴の司会者はにこやかに、明るく、張りのある声で話を切り出しましょう。第一印象が肝心です。
- 新郎新婦の入場に先立ちまして、ひとつお願いがあります。携帯電話、スマートフォンなどで写真撮影をされる方がいらっしゃるかと存じますが、マナーモードになっているかご確認ください。よろしくお願いいたします。
- まもなく新郎新婦の入場になりますが、その前にお持ちの携帯電話、スマートフォンがマナーモードになっているか、ご確認をお願いいたします。ただいま教会にて、めでたく挙式をされたばかりの、幸せいっぱいの新郎新婦の入場でございます。エメラルドグリーンのウエディングドレスは新婦憧れのデザイナー「アリータ・ト・ゲコ」のオリジナルドレスでございます。シンプルで洗練されたデザインが、新婦をより引き立てています。
携帯電話、スマートフォンは予め電源を切るか、マナーモードに設定。披露宴で携帯電話の呼び出し音などが鳴ってしまっては、披露宴は台無しです。
- たいへん長らくお待たせいたしました。新郎新婦の入場でございます。
- ただいまより、桜礼儀長君と秘書さんが入場してまいります。
- 新郎新婦の入場です。
- 皆様、新郎新婦の入場です。
- 長らくお待たせいたしました。これより新郎新婦が入場してまいります。会場人口にご注目いただきましよう。新郎新婦ご入場でございます。
- 長らくお待たせいたしました。これより、新婦の昔からの夢だったという、大好きな「OOOO」の曲に合わせて、新郎新婦が入場いたします。
- 皆様、長らくお待たせいたしましたが、ただいまより、新郎新婦がご媒酌人(ばいしゃくにん)ご夫妻に伴われて入場してまいります。
媒酌人は挙式や披露宴のみに立ち会う人です。
- 皆様、会場後方の扉にご注目ください。新郎新婦が入場してまいります。カメラ・ビデオ・スマートフォンをお持ちの方は、お近くからふたりの幸せに満ちた笑顔をお撮りください。
- ご来場の皆様、本日はまことにおめでとうございます。皆様におかれましては、ご多用のなか、遠方にもかかわらず多数ご席を賜りまして、まことにありがとうございます。長らくお待たせをいたしましたが、新郎新婦も入場の準備が整いましたので、お迎えをいたしたいと存じます。あちらの扉からご媒酌人ご夫妻に介添(かいぞ)えされて入場してまいります。
秘書
新郎新婦がメインテーブルへ向かう際は、そのまま「新郎新婦がメインテーブルに向かっております。」と言ったり「新郎新婦は、皆様の祝福の拍手のなか、メインテープルに着こうとています。」と案内できます。
拍手の呼び込み
新郎新婦が入場する際は、司会者が率先して拍手を送ることで列席者の拍手が促されます。繰り返し同じセリフは避けたいので状況に応じて使い分けできるといいですね。
- 盛大な拍手をもってお迎えください。
- 温かい拍手でお迎えください。
- 大きな拍手でお迎えください。
- みなさま、拍手をお願いします。
- みなさま、盛大な拍手でお迎えください。
- それではここで拍手をお送り下さい。
- それでは、大きな拍手でお迎えいたしましょう。
- 正面にお揃いになりましたら、みなさま盛大な拍手でお迎えください。
- どうぞ、拍手をもってお迎えくださいますよう、お願いいたします。それでは入場です。
- みなさまのお近くを通った際は、とくに大きな拍手をお送りください。
- 愛が実り、固く結ばれたおふたりが正面の席にお揃いになりましたら、みなさま、よりいっそうの拍手をお願い申し上げます。
拍手が弱まってきたときは再度拍手を促し、雰囲気を盛り上げましょう。
- どうぞ皆様、いま一度大きな拍手をお願いいたします。
- もう一度大きな拍手をお願いいたします。