相手の依頼や提案を受け入れるときのメールフレーズです。ここでは代表的なメールフレーズを9選紹介します。
①〜で結構です。
「〜で結構です」は「大丈夫です」「OKです」などの意味で使います。「〜でかまいません」は似た意味がありますが、「許可します」という意味を含んでおりますので目上の人には使いません。
また「飲み物はいかがですか?」と必要性を問う質問などに対して「結構です」という言葉は断りの意味で使う場合があります。
- 明日の集合時間は本社工場で結構です。
- お客様への訪問は私ひとりで結構です。
②〜で問題ありません。
相手の提案に対して「承知しました」「納得しました」という意味ですが、「問題がある」こともあり得ると匂わせていることになりますので、あまり頻繁に使用しないほうがよいでしょう。
- ご指摘の修正内容で問題ありません。
- 印刷が必要な資料は10部で問題ありません。
③異存はございません。
「異存」は相手とちがった意見や、反対の意見のことですので、「反対意見はありません」「あなたの意見に賛成です」という意味になります。「異存」は「会議に異論をはさむ」などのように使います。
- 明日の会合の費用負担について弊社負担ということで異存はございません。
- お客様の見解に異存はございません。
④支障はございません。
「支障」は物事に何らかの妨げがあることを指し、何も問題ないときに「支障はございません」と言います。
- 昼食後に展示会場をご案内することはまったく支障はございません。
- お送りいただいた提案書の内容で支障はございません。
⑤納得いたしました。
ビジネスでは相手の説明が理解できないときや内容に疑問点、不明点があるときなどそのままにしておくはけにはいきません。
- 販売マージンに関するご説明に納得いたしました。
- 係長から丁寧に教えていただいたので納得いたしました。
⑥お受けいたします。
何かしらの役割や仕事の打診にたいして引き受けると決め、連絡する時に違うフレーズです。
- 次年度の議長をお受けします。
- お話いただきました案件につきまして、謹んでお受けいたします。
- お引き受けいたします。
- 先方との調整について、喜んでお引き受けいたします。
- 次年度職場会議での司会役を謹んでお引き受けします。
責任のある仕事や役割りを頼まれて務めるときに使うフレーズです。目上のひとや、お客様からの依頼を引き受けるときには「謹んで」と一言添えることで謙虚な姿勢が伝わります。また前向きに引き受ける姿勢を伝えたい場合は「喜んで」と付けます。
⑦喜んで〜させていただきます。
依頼を引き受ける時「積極的に引き受ける」「自分と相手のために、喜んで引き受ける」という印象を与える表現です。
- 資料作り、喜んでお手伝いさせていただきます。
- お誘いいただきありがとうございます。喜んで参加させていただきます。
⑧お役に立てれば幸いです。
何かを引き受けるときでも、謙虚に意思表示をすることで好感を持たれます。
- 微力ながら、お役に立てれば幸いです。
- こちらの業界の経験が浅く不慣れではありますが、御社のお役に立てれば幸いです。
⑨受諾いたします。
「受諾」には相手が決めたルールや内容をそのまま受け入れるという意味があります。よく似た言葉で「承諾」がありますが、これは相手との交渉の結果、すり合わせた条件を受け入れるときに使います。
- 御社からのご指摘を受け、社内で検討した結果、契約書の文章修正を受諾することといたしました。
- 売買価格について、受諾いたします。