自分の非は真摯に認め、誠意をもって詫びることで事態の収拾を図りましょう。
弁解だけでなく
「まさにおっしゃるとおりでございます 」
など相手の言い分に同意する姿勢を示すことで
とげこ
うれしい!わたしの言い分が受け入れられた!
と、謝罪を受け入れてもらいやすくなります。
また自分だけでなく相手にも多少の非がある場合であっても、それを持ち出さずに、弁解することで事を荒立てずに、相手を立てることもビジネスでは必要です。
ここでは、自分の非を認めるときのメールフレーズ11選を紹介します。
①弁解の余地もございません
こちら側に全面的に非がある状況で使うフレーズです。
- 弊社ホームページの製品写真と実物が著しく異なっておりますこと
、弁解の余地もございません。 - お約束の期日内にお支払いが出来なかったことは弁解の余地もございません。
礼儀長
「弁解できないほどの申し訳なさ」を伝えるときに使います。
②申し開きのできないことです
弁解の余地もございません」と同様に、こちら側に全面的に非があり、
- 何度も同じミスをしましたことは申し開きのできないことです。
- こちらの不手際により過剰請求してしまったことは、申し開きのしようもございません。
礼儀長
「申し開き」とは、相手から誤解されたり悪い解釈をされたときに、自分の行為の正当性を説明する「言い訳」「弁明」のことです。
③弁明のしようもありません/弁明する余地もございません
こちらに全面的に非があるときに使うフレーズです。
- このたびは約束を守ることができずに貴社に大変なご迷惑をおかけし、弁明のしようもありません。
- 私どもの見通しの甘さからお客様にはご迷惑をおかけし、弁明する余地もございません。
礼儀長
「言い訳などできる立場ではありません」の含みがあります。
④お詫びの言葉もございません/お詫びのしようもございません
こちらに全面的に非がある場合に使われます。
- ご注文頂いた商品の出荷が大幅に遅れ、お詫びの言葉もございません。
- このたびは多大なご迷惑をおかけしましたことはお詫びの言葉もございません。
礼儀長
「あまりに申し訳なくて、お詫びの言葉が見つかりません」「恥ずかしくて何と言ったらよいのかわからない」 という気持ちを表したフレーズです。
⑤ご指摘はごもっともです
素直に相手から指摘された事柄が正しいと自分の非を認め、それを 受け入れるときに使います。
- 部長からのご指摘はごもっともです。わたくしの軽率な行動が誤解を招きました。
- 入出の管理方法に関して御社からいただいたご指摘はごもっともです。
⑥お怒りはごもっともです/おっしゃるとおりです
誤解が生じて怒らせてしまった場合などは、いったん相手の怒りに共感を示すことが大切です。そのような状況で使うと相手の怒りを一旦鎮めることができるでしょう。また追加の説明をして、理解してもらえるようにすると効果的です。
- お怒りはごもっともです。このたびは、誠に申し訳ありませんでした。
⑦あってはならないことでした
こちら側に全面的に非があり、「ありえないほど大きなミスをしてしまった」ときに使います。
- このような初歩的ミスによって、間違った金額で請求書をお出しするなどということは、あってはならないことでした。
- 部長へのご報告を怠った結果、このような事態を招いたことは、絶対にあってはならないことでした。
⑧私の力不足です
自分の能力や努力が不足していた結果、申し訳ないと思う気持ちに事態が発展したときに使うフレーズです。
- 退会された会員様へ案内が送付されてしまったことは、ひとえに私の力不足です。
- 書類に誤字脱字があり、私の力不足からご迷惑をおかけしました。
⑨こちらに不備がありました
不備を認め、謝罪したいときに使います。
- ご指摘の件、事実関係を調査しましたところ、こちらの対応に不備がありました。
- お問い合わせをいただいた商品の仕様の件ですが、弊社カタログに不備がありました。
礼儀長
どこに不備があったのかをしっかり明記しましょう。
⑩私の至らなさが招いた結果です
自分の思慮や経験が足らなかった結果、よくない事態に発展してしまった場合に自分の非を認めるフレーズです。自分の非を認めて謝罪したら、併せて反省や今後の決意を伝えるとよいでしょう。
- 稟議書の否認は、私の至らなさが招いた結果です。
- このような事態になりましたのは、私の至らなさが招いた結果です。
礼儀長
尚、失敗の詳細な原因などは、 メールの前後で記載します。
⑪私の不徳の致すところでございます
弁解できないようなうっかりミスや失態を起こしたときに使うのに適しています。主に管理職が使う謝罪の言葉です。「私の監督不行届により部下がご迷惑をおかけし、責任を感じております」の意味です。
- 部下の教育がなっておらず、ひとえに私の不徳の致すところでございます。
- 商談場所を間違えたのは、私の不徳の致すところでございます。
品格くん
「立派な行い」「品性」などを「徳」 といいますが、「不徳」とはその逆で、『不徳の致すところ」とは、「 自分の行いや性格、品性のせいで起こしたこと」という意味になります。
礼儀長
最後までブログ見て頂きありがとうございます。「人は変えられません。でも自分は変われます。」 礼儀であなたの品格を磨きましょう!